国公立大学における学校推薦型選抜の仕組み

国公立大学における学校推薦型選抜の仕組み

以前、推薦入試と呼ばれていた入試制度が、学校推薦型と名称を改めました。
学校推薦型には、指定校推薦と公募型推薦の二つに分かれますが、国公立大学における学校推薦型入試は公募推薦しかありません。
いわゆる総合型入試と推薦型入試の違いは、学校の推薦書が必要かどうかです。
学業成績とスポーツや文化的な活動における功績が大学側から提示された推薦基準と合致しているとして、出身高校の学校長が書いたものが推薦書です。
学業成績の基準には評定基準があります。
また学業害の基準では資格取得などが求められることもあります。
選抜には、大学に入学するに足る知識や技能、思考力や判断力、そして表現力があるかが判断材料として求められ、学力検査や小論文、口頭試問や資格・検定の成績、共通テストを利用した試験が行われることが通常です。
国公立大学では、私立よりも学力の基準が厳しく、大学入学共通テストを利用した学力試験が多くの大学で課されます。
国公立の医学部では卒業後一定期間、その地域で医療従事者として働くことを条件とした、地域枠が存在するのも特徴的です。
基準が大学によって違うので、情報をチェックして、3年になってからではなく、早くから対策を講じる必要があります。

「学校推薦型」の制度を利用し大学へ入学する

大学への進学方法は、受験勉強をして試験で上位の成績を修めることが一般的ですが、「学校推薦型」というのがあることはご存知でしょうか？その名のごとく、コネクション（つながり）のある学校へ入学できるというものです。
受験試験をパスできるため、普通に受験するよりも有利に進学を決めることができます。
もちろん、希望すればすべての人ができるわけではありません。
高校毎に大学への推薦枠が決まっているので、内申点や部活動で上位の成績を修め、勝ち取る必要があります。
また入学後も、中退や落第等、推薦してもらった高校に泥を塗るようなことをすると、次の期以降の推薦枠が減らされてしまったりするため、慎重な判断が必要となります。
しかし、それ以上に希望校への入学が保証される制度であるため、受験生としてはたくさんのメリットを感じられると思います。
「学校推薦型」に興味がある方は、日常の成績アップを今すぐにでも考えるべきだと考えます。